poem(詩)

   夕べりブランコ君の声


夕べりブランコ君の声

残響に浮かぶステンドグラスを通して

差し込む陽光にゆれるのは過去でした

こぐ度に日常が遠ざかって

連れて混ざる砂まみれの足元に けして戻らない香りと思い出が漂ってしまいます

こぐ度に

行ったり来たり

揺れるたび 揺られるたびに

君は擦り切れていってしまう


人気の投稿