夕べりブランコ君の声
残響に浮かぶステンドグラスを通して
差し込む陽光にゆれるのは過去でした
こぐ度に日常が遠ざかって
連れて混ざる砂まみれの足元に けして戻らない香りと思い出が漂ってしまいます
こぐ度に
行ったり来たり
揺れるたび 揺られるたびに
君は擦り切れていってしまう